2023年もいよいよ夏を迎えようとしていますね。
ここ数日、梅雨の中休みなのか、早くも夏を思わせるような天気になっております。
ことしは、エアコンクリーニングの動き出しが比較的早くて、3月の中頃からはすでにシーズン突入か⁉︎と思うほどでした。
暑い夏を乗り切るために、もはや欠かせないアイテムとなったエアコンですが、使用頻度に応じてクリーニングの需要もやはり増えているのを感じます。
さて、そんなエアコンクリーニングですが、私たちが作業の前後に必ず行うのが、エアコンをリモコンで冷房の最低設定温度(16℃又は18℃)にし、さらに、最大風量にしての試運転です。
その際、吹き出し口に「測定器」を当てて測定します。
では、なぜそうするかをご説明させて頂きます。
まず、最大風量についてですが、エアコンクリーニングにおいて最も重要なのは、熱交換器と言われるアルミフィンの部分を洗浄することです。
ここを埃(ほこり)から守るために、フィルターが付けられるわけですが、実際にはフィルターを通り抜けた埃によって次第にアルミフィンの間が詰まっていきます。
そうなると、空気を吸い込む本来の能力が低下し、比例して吹き出す風量が落ちます。
さらには、詰まった埃に結露した水分が付着することにより、カビの原因となります。
詰まった熱交換器をしっかりクリーニングすれば、洗浄後に吹き出し口から出る風量は洗浄前よりも回復しているはずです。
ということで、洗浄前と洗浄後に風量を計測することによって、熱交換器の詰まりが解消されたことを、お客様に数値としてご確認いただくことができます。
もう一つは、吹き出し口から出る風の温度です。
仮に、リモコンで冷房16℃という設定にした場合、吹き出し口からはもっと低い温度で風が出てくるようになっています。
ところが、もし設定温度よりも高い温度でしか風が出てこない場合は、ガス漏れや室外機の故障等が考えられます。
その場合は、クリーニングしても冷房の効きが改善されることはありませんので、その旨をお客様にお伝えすることができます。
エアコンが故障しているのに、クリーニングをなさってももったいないですから…。
そのような訳で、私どもは、洗浄前後に測定作業をさせて頂くことにしています。
その分、作業に時間を頂くことになるのですが、どうぞご了承ください。
作業終了後には、クリーニングさせて頂いた各エアコンの測定値を記した作業報告書を兼ねた領収書をお渡ししておりますので、それをご確認いただければと思います。
さて、いよいよ夏本番に向けて、私たちも頑張らなければなりません。
7月からは、新たなプロジェクトも始まりますのでご依頼頂いたお客様の為に、良いサービスを提供できるように努めたいと思う今日この頃でございます。
どうぞこれからも、clean craftをよろしくお願いいたします!
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